己の承認欲求を満たせ!30歳の男がコウペンちゃんに褒められたくて何が悪い!

こんにちは。ブログチャレンジャー・まだやるよです!
最近、年甲斐もなくマスコットキャラクターに癒されています。
みなさんは「コウペンちゃん」をご存知でしょうか。
ツイッターで人気が広がり本やグッズも販売中のコウペンちゃん。作者はるるてあさんです。
るるてあさんのツイッター:https://twitter.com/k_r_r_l_l_ |
系統でいうと、「たれぱんだ」「こげぱん」等の路線でしょうか。
コウペンちゃんの最大の魅力は「大したことではないのに褒めてくれる、感激してくれる」という点です。
褒められる機会がない、厳しい社会を生き抜くおじさんたちにも、この良さ届け!!
■ 目次
1. 企画の趣旨 2. コウペンちゃんについて 3. マズロー 4. 好きなことで生きていく 5. 一方、根性論 6. まとめ 7. 最後に紹介しておきたいこと |
1. 企画の趣旨
■ 企画の趣旨
・褒められるって何だろう。
|
モチベーションの上げ方にもいろいろあると思いますが、私の経験上で一番はまるのは「褒められること」です。
「誰かに勝つため」も「目標達成のため」も、わかるけど。
それでも、他人からの「すごい!」「えらい!」等の言葉ほどニヤけてしまうものは無いな、と(笑
褒めることにはそれだけの力があるんですね!
そもそも、人間は他者に認められたい生き物なのです。
承認欲求 人間は他者を認識する能力を身につけ、社会生活を営んでいくうちに、「誰かから認められたい」という感情を抱くようになる場合が多い。この感情の総称を承認欲求という。 ウィキペディアより |
コウペンちゃんの設定ハードルが低くて、日々を過ごすにはちょうどいいんです。
・「眠いのに起きられたの?えら~い!」
・「ごはんたべたの?えらい!!」
・「おしごとして すご~い!」
・「今日は職場に着いた時点で 満点なんだよ~!」
是非イラストと一緒に見て頂きたいです。
常時エネルギッシュに過ごせている方にとっては、おそらく、その他のマスコットと変わり無く感じてしまうかもしれません。
ですが、時折訪れる調子の悪い日にこうやって褒めてくれる存在には、意外に救われるものなんです!
「キャラクターとの出会いもタイミングなんだろうな。」
「すごい!って言われたい心境の時に見てしまったんだろうな。」
2. コウペンちゃんについて
本題に入る前に、コウペンちゃんのことを紹介しておきますね。
コウペンちゃん
へなちょこで感激屋さんなコウテイペンギンのあかちゃん。たまにいっぱいいたり、ピンク色だったりするけど、どれも全部本物のコウペンちゃん。どこにでもいるから、今もあなたのそばをちょこまかしているかも…?誕生日は4月4日。年齢はなぞ。宝物ははっぱ帽子。 Google画像より |
30歳男性である私は、明らかに作者のるるてあさんの想定したペルソナからは外れていると思うのですが、
これがターゲットを絞り込んだ結果、その他の層にも浸透するということなのかと感心しました!
「仕事してえら~い!」とは言いつつも、販売されているグッズから察するにペルソナは女子小学生でしょ。…たぶん。
発信する側として非常に参考になりました。
さらに、調べていくとこんな記事も見つけました。
Q.コウペンちゃんを描かれる際、大切にしていることは何ですか?
A.なるべく、ちょっとへたっぴに見えるように工夫しています。最近はグッズや書籍を作る過程でだんだん「きれいに描かなきゃ」って思いがちだったんですが、「いや、そういうのはしない方がいいな」「みなさんが求めているのはたぶん“きれいなイラスト”ではないな」と思い直したんです。
なので今は、なるべく左右対称にならないように、へなちょこなコウペンちゃんたちを描くように意識しています。字も崩して書いたり、書き順を逆にしたりと工夫しています。子どもの頃から「いろんな順番で字を書いてみる」という癖があったので、それをコウペンちゃんに活かしています。キャンキャンより
確かにいくつも画像を見ていくと細かいイラストもあるんですよね。
邪エナガ(白い小鳥)の寄り画とか細かくてリアル!
るるてあさんの場合、絵は上手だけどあえて崩した描き方をされているということです。
というかそれ以前に、塗りに関しては全部細かいわけですが。
ただ、言い換えるとこれは「下手くそでもニーズに合えばバズる!」ってことですよね。
アナログでも土俵に上がれることが分かったら、私も挑戦してみたくなりました!
見た人が共感できるハッピーなお絵かきがしたいです。
「コウペンちゃんには癒されているのだが、こちらとしてはそれなりに大人でもあるわけで。」
「キャラクタービジネスっていうのかい。どれくらいおいしいんだい。」
3. マズロー
そんな「褒めること」に定評のあるコウペンちゃん。
なぜここまで人気に火が付いたのか考えてみたいと思います。
実は先に紹介した「承認欲求」は、アメリカの心理学者アブラハム・マズローが理論化した「自己実現論」の一部でした。
人間の欲求をピラミッド状に階層分けしたとき5段階に分けることができます。
具体的にはこんな感じ。
1.生理的欲求:食べたい、寝たい、ウンコしたい。 2.安全欲求:安全、健康、秩序。 3.社会的欲求:人間関係、役割、所属。 4.承認欲求:承認、尊重、自己信頼感。 5.自己実現欲求:自分がなり得る者になりたい!
※上から順に原始的欲求。 |
このマズローの自己実現論に照らし合わせてみるならば、
空腹が満たされたら安全を求め、
安全が満たされたら役割を求め、
役割が満たされたら尊重を求め、
尊重が満たされたら自尊を目指す、
そして、人間は自分に適していないことしない限りすぐに新しい不満が生じて落ち着かなくなってくる…!
ということです。
いくつかの批判的意見もあるようですが、今回はマズローに則って話を進めますね。
つまり、コウペンちゃんに褒めてもらうことに希望を感じている私の場合は「承認欲求が満たされていない」ということになるのです。
社会から認められているという実感が無いということですね(汗
同様に、承認欲求に飢えている人数がたくさんいたということが人気の秘密ということになりそうです。
さらに調べていると恐ろしい文章を目にしました。
尊重のレベルには二つある。 低いレベルの尊重欲求は、他者からの尊敬、地位への渇望、名声、利権、注目などを得ることによって満たすことができる。マズローは、この低い尊重のレベルにとどまり続けることは危険だとしている。 高いレベルの尊重欲求は、自己尊重感、技術や能力の習得、自己信頼感、自立性などを得ることで満たされ、他人からの評価よりも、自分自身の評価が重視される。この欲求が妨害されると、劣等感や無力感などの感情が生じる。 ウィキペディアより |
「この低い尊重のレベルにとどまり続けることは危険だとしている。」
コウペンちゃんの「えらい!」「すごい!」は正しく他者からの尊敬。
コウペンちゃんに褒めてもらって喜んでいる人々が多いということは、もしかして日本の危機なのではないか!?と。
よくよく考えてみれば当然なんですけどね。
精神的に自立しているのが大人ですし、そういう男であった方がかっこいいですし。
現状として他人からの評価ばかり気になってはいますが、この状態から脱したい気持ちはあるのです!
そして、
「この欲求が妨害されると、劣等感や無力感などの感情が生じる。」
あれ。
なんだか、自分の弱点がより具体的になって見えてきましたよ。
劣等感を払拭するためには「褒める」がキーワードであるような気がしてきましたよ。
「性格はあるかもしれないが、生い立ちが劣等感を形成している説。」
「認められる機会が少なかったという積み重ねが、冒険できない質になっているかもしれない。」
4. 好きなことで生きていく
■ 趣旨のおさらい
・褒められるって何だろう。 |
ここ数年で巷でよく聞く「好きなことで生きていく」って類の言葉。
もちろん私も感化されましたし、間違った発想ではないと思います。
今回ここまで記事を書いてみて感じたことは、
人間の欲求には段階があって、自己実現欲求に移るためには、まず承認欲求が満たされる必要がある。
逆に言えば、認めてくれる存在がいなければ高みには挑めない。
ということです!!
もちろん、満たされる度合いに関しては個人差はあると思いますが。
自己実現欲求へ切り替えるために、承認欲求が20%で済む人もいれば80%必要な人もいるでしょう。
そして、ブログから収入を得たいと考えている私としては、
ブログやyoutubeが仕事に繋がって順調な方々、つまり「好きなことで生きていこう」と実践されている方々は、
承認欲求を乗り越えることができたために活躍しているという分析になります。
褒める、認めることが他の誰かを1ステップ成長させられるのだとしたら、もう褒めない手は無いですよね。
褒めたいし、褒められたいし。←
自分にもできる具体的な行動がイイねやリツイートということになると思いますので、今後は積極的にポチポチ押していきたいと思います!
これで一つ私なりの答えが導き出せました。
コウペンちゃんに癒しを求める私たち。劣等感で身動きが取れなくなってしまった私たち。
他人に評価を気にする「承認欲求」のレベルに留まるのはいけないことかもしれないけど、「自己実現欲求」を追いかけるためには認めてくれる存在が不可欠なのです。
そんな一番最初のステップを後押ししてくれるのがコウペンちゃん。今日はコウペンちゃんを読んで力を蓄えましょう。
「傷の舐め合いって悪い言葉じゃないような気がしてきた。」
「これからなりたい自分になるために、舐めてくれる誰かが必要で、お互い様だから舐めてあげるのか。」
5. 一方、根性論
また、そう考えると根性論の見方も変わってきます。
「あいつに勝つため」の悔しさのバネでさえ、「あいつ」以外の認めてくれる存在があるから成立するのではないでしょうか。
当然、「ぬるいこと言ってんじゃねーよ!」って意見もわからなくもないですよ。
推測でしかないですが、昔に比べて直接人と交わる機会が減っているのだと思います。
厳しい存在もいれば、その分理解してくれる存在もあったということ。
昔は絶対数が多かったということ。
世代で線引きできることではありませんし、要はその場数を踏んでいるか否かに尽きるのですが。
根性論で踏ん張りが効く人は効かない人に比べて、
実は、恵まれた境遇(認めてくれる存在)が大きく関わっているのかもしれませんね!
同時に、今回の記事では自分自身が「褒められたい側」だったのですが、
コウペンちゃんが流行っていることも踏まえると、下の世代と接するときにも重要なポイントでありそうです。
他人との接点が減った現代、話しかけてくれるスタイルが時代にマッチしたということでしょう!
「特に、自分と同じように燻っているままの人こそを褒めたい。」
「瞬間的な根性論の話じゃないよ。長期間の根性論には褒めることが大事なんだよ。」
6. まとめ
■ もう一度、趣旨のおさらい
・褒められるって何だろう。
→認めてくれる誰かがいることが、本人の自己実現のためのスタートライン。 |
あなたの「すごーい!」や「えらーい!」が身近な人の日々の活力となることもあるでしょう。
是非褒めてあげてください!
ここまで読んでくれて、えら~い!ありがと~!
7. 最後に紹介しておきたいこと
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