遂に攻撃属性追加!ストーカー事件の被害者と加害者。ワダツミセブン四ノ浜感想。

こんにちは!いわきのブロガー・まだやるよです。
『磐城七浜ワダツミセブン』の4作目鑑賞しました。今回もその感想です。
前回の記事はこちら。
■ 目次 1. ストーリー 2. 尾行するぞ 3. 出落ちお乳 4.まとめ 5.最後に紹介しておきたいこと |
1. ストーリー
今作ではヒーローが2人追加されます。4人目のヒーロー田子平八郎、40歳、ストーカー。5人目のヒーロー鈴木双葉、21歳、スナックホステス。もともとの関係はストーカー事件の加害者と被害者でした。
田子は、1作目でひかりの先輩にストーカーをして、さらにひかりに刃物を突き付けた元鬼のあの男です。懲りずに別の標的を見つけて再犯です。
元敵が仲間に加わる展開は好みのはずなはずなのに…。ワダツミセブンの苦戦シーンがなかっただけにもったいないと感じました!
起:変身光線が外れる
迷い犬を探し、食い逃げ犯を捕らえ、争う人々の心を落ち着ける。ワダツミセブンはそれぞれの能力を活かしてヒーローとして活動します。
その存在は徐々にいわき市民にも浸透していき、メディアにも取り上げられるようになりました。神様としても、残りのヒーロー集めに都合が良くなるため期待が高まります。
神様の習得した「任意のタイミングで変身させる技」(2作目)は威力を増し、対象が誰であってもスカウト効果を発動させられるようになりました。次なる候補は、可愛いという理由で目星をつけていた双葉です。そのため、ヒーロー衣装はそれまでよりも露出の多いつくりでした。
しかし、神様の放った変身光線は偶然にも外れてしまい、双葉を後ろからストーキングしていた田子に命中してしまいます。
お互いに不本意ながらもヒーローとなった田子(モチーフはタコ)。後日、新たに男物のヒーロー衣装を受け取ると、双葉をストーカーする傍ら、老人が道路を渡るのを助けたり、ポリタンクの積載作業を手伝ったりと、街の人々を助けながら過ごすのでした。
承:ストーカーから守ってほしい
ある日、田子は双葉の頭上から植木鉢が落ちてくる現場に遭遇し、危機一髪のところで救出します。この件をきっかけに仲良くなる二人。田子は神様がくれたヒーロー衣装に加えて、自前のマスクを被っているので、自分がストーカーであることを双葉に悟られることなく会話ができました。
双葉の彼氏は同じ職場のスナック店長です。既に鬼化しており、DV気質で暴力を振るうのですが、それでも相思相愛の状態でした。
田子は「悪い男に騙されている」として双葉を救い出そうとします。その後、引っ越しの手伝いやデートをして、下心を持ちながらワダツミセブンとして接触を繰り返すのでした。
しかし仲良くなる中で、双葉から「ストーカーから守ってほしい」というお願いをされます。つまり、ストーカーとしての田子から、ヒーローとしての田子に守ってほしいという状況です。田子は、ストーカーへの理解を示すよう誘導しますが全否定され、その上、彼氏との惚気話を聞かされてしまい落胆します。
この日を境に、田子は双葉のことを諦めて合コンに明け暮れるのでした。
転:ヌルっと参上
実は、双葉とその彼氏の勤めるスナックはヤクザが経営する店舗でした。鮫島会長による恫喝と暴力から、身を挺して彼氏を守る双葉の姿は、彼氏に結婚と極道社会から足を洗うことを決意させます。
鮫島会長も鬼化しており、堅気になろうとする双葉の彼氏に集団リンチを行います。文化系揃いのワダツミセブンは尻込みしてしまい、田子に応援を要請するしかありませんでした。
音子(ひかりのいとこ)と、ヤクザ側のカメラによる動画配信で状況を確認した田子ですが、「双葉の彼氏にはこのまま死んでもらった方が、自分にとって都合が良い」と考え動こうとしません。そして、遂にしびれを切らしたひかりが、危険を顧みずリンチの現場に飛び込み、まもりとひばりも後に続きます。
「なんでそんな男に惚れたんだ、くたばれビッチ」
涙を流しながら一時の葛藤を経て、田子は遅れて現場へ登場します。この時に明らかになる田子の経歴。その正体は、15年前に引退したプロレスラー「タコチュー仮面」でした。ヤクザの子分を楽々と倒すと、次に現れたのは、かつて因縁のあった同業者で現在はヤクザの用心棒をしている「アリゲーター斎藤」でした。
15年のブランクは大きく、田子は苦戦を強いられます。何とか勝つ手立てを考えた結果、神様の「顔を隠したら衣装の力は出し切れない」という言葉を思い出しマスクを外しますが、それは同時に、双葉に自分がストーカーとばれることを意味するのでした。
結:銃弾を弾き返す
鮫島会長に「正義のヒーローの身内に犯罪者がいる」と詰られ、また、一連の状況はリアルタイムで動画配信されていたため、多くの市民も軽蔑の念を抱きます。
その空気を断ち切ったのはひかりでした。「ストーカーしてたらピンチの人を助けちゃいけないのか」、「正義か悪かじゃない、敵か味方かなんだよ」。冷静になった双葉は、改めて田子に窮地の打開、彼氏の救出を依頼します。
「体裁に躊躇して目の前の人を見捨てられるほどワダツミセブンはクズじゃない」。ひかりの言葉で田子の闘志は再び燃え上がります。鮫島会長は、真っ黒い闇の組織と皮肉を言いますが、その言葉にたじろぐ様子は既に無くなっていました。
「いいじゃん、ダークヒーロー」
田子の反撃開始です。次第にアリゲーター斎藤を追い詰め、必殺技「タコの触手∞(インフィニティ)」を放ちます。これは、現役時代の「タコの触手8連打」の強化版です。ところが、形勢逆転を果たし歓喜に沸くのも束の間、鮫島会長が拳銃を取り出します。
神様はあわなみ(秘書)にせかされながら変身ビームを放つと、見事に田子の盾になった双葉に命中し変身します(モチーフはフタバスズキリュウ)。双葉は鮫島会長が放った銃弾をビンタで弾き返し、後ろに控えるスナイパーを無効化させ、さらに回し蹴りで会長の拳銃をも蹴り飛ばします。
圧倒的な戦力差を見せつけ、鮫島一味は降伏します。現時点で最強の座に就いたのでした。しかし、今回の変身ビームは機材の充電が足りなかったため、双葉の変身はすぐに解けてしまいました。
こうして、鮫島会長を退け、双葉と彼氏は新生活に向けて準備をし、田子もまたワダツミセブンとして絆を深めていくのでした。
2. 尾行するぞ
圧倒的な戦闘力を見せつけ、パッケージにも双葉1人が描かれていますが、これはもうタコチュー仮面の物語でしょう。負の面が明確な方が、キャラクター性も強いですよね。
街コンに来ていた女の子をサクラと認めず、ぞっこん状態の40歳。自分のステータスを踏まえての判断なのか、約20歳年下を狙ってしまう40歳。過去の栄光からは遠い生活を送っている40歳。
本作の最後のシーンでの「尾行するぞ」の一言には笑いました!双葉の一件で己の過ちに気づいたのかと思いきや、パターンが完成してしまっている様子でした。
確かによく思い返せば、正義か悪かは問うてなかったですもんね。もうストーカーは個性でいいと思います。自覚ありで貫く姿は「地でダークヒーローをいってしまうんだな」と感心してしまう域ですね。
ちなみに、他のメンバーも主観的に掘り下げてみました!
■魚之目ひかり(24) 長所:自分大好き 短所:鈍感 ■関まもり(27) 長所:寛容 短所:毒舌 ■美浜ひばり(18) 長所:真摯 短所:内気 ■田子平八郎(40) 長所:一途 短所:尾行癖 ■鈴木双葉(21) 長所:愛嬌 短所:思わせぶり ※年齢は4作目時点。間違えていたら訂正します。 |
メンバーも増えてきたことだし、そろそろ団体戦もあるかもしれませんね!
これまでは個人対個人でしたが、4作目で初めて鮫島興行という「鬼の組織」と戦ったことになるので、今後も強敵が登場しそうですね。
何となく「市」が舞台になっているので、キーワードとして「大衆、民衆」が挙げられそうだと読んでいるのですが、そうすると対になるのは「組織」とか「権力」とかが描かれたら面白そうだな…と考えております。
例によって、負の面が明確な秘密結社ですね!
3. 出落ちお乳
この話題に触れるか迷いましたが、ここまで露わにしているのに触れないのも失礼かと思うので言わせてください。
双葉は見ごたえある巨乳です…!
贅沢を言えば「前半でこぼれすぎ」な点でしょうか。前半は控えめにして、終盤の変身後バルンバルンさせてほしかったです。期待値が上がっていただけに、たった2発の攻撃で決着をつけてしまい物足りなかったです。
しかしながら、巨乳は強力な属性ですが一旦それは置いておいて、直接攻撃を必殺技とするメンバーの登場は今後のアクションにも活きてきそうですね。ヒーローものを謳う限りは、戦闘シーンは見せ場だと思っております。
タコチュー仮面も併せて接近戦タイプなので、どんどん活躍してほしいですね。
また、双葉は接客業の職業柄かもしれませんが、人に好意を伝えるのが上手です。(今回は裏目に出てしまったわけですが。)
人の縁は侮れないもので、単純に私自身、自分の行動に取り入れていきたいと感じました!
4.まとめ
・攻撃属性追加!これで戦闘シーンにも幅が広がりそう。 |
5.最後に紹介しておきたいこと
鈴木茉椰乃さん(鈴木双葉役):Twitter、Instagram
横山晋三さん(田子平八郎役):Facebook