鬼滅の刃4巻感想。炭治郎と伊之助の掛け合いが面白い

こんにちは!いわきのブロガー・まだやるよです。
大人気漫画『鬼滅の刃』。10月16日に劇場版「無限列車編」も公開されて、益々記録を伸ばしているようですね。
個人的には、今のところ映画館で鑑賞する予定はないので、ひっそりと単行本の感想を書き続けます。
「ブログで記事を書いたら、次の巻を買っていい」という自分ルールを設けました。『鬼滅の刃』の世界を焦らずに楽しんでいこうと思います!
■ 目次 1.張り合いたい 2.噛み合わない 3.ホワホワ 4.まとめ 5.最後に紹介しておきたいこと |
1.張り合いたい
山育ちの伊之助は「育手」を介さない特別参加の後に鬼殺隊に入りました。
他の生き物との力比べだけが彼の楽しみです。
同じ鬼殺隊の隊員でありながら、炭治郎達との出会いは力比べから始まります。
四足獣の如き低い重心からの攻撃と、人間離れした柔軟性で、戦いを優勢に進めますが、
結果は炭治郎の石頭による頭突きで敗北。
気絶から目覚めるやいなや、再び戦いを挑んでくるほどの野性味溢れる人物です。
はあ゛ーん!?
舐めるんじゃねぇぞ百人でも二百人でも埋めてやるよ
俺が誰よりも埋めてやるわ!!
『鬼滅の刃』4巻より
伊之助が気が付いた時には、炭治郎は既に先の戦いでの死者の埋葬中。すっかり戦闘モードではありません。
そんな炭治郎から怪我の心配をされ、休んでいて構わないことを告げられると、更にむきになって炭治郎と張り合おうとします。
これをきっかけに事あるごとに突っかかっていくのですが、この光景が絶妙な笑いのポイントになっています!
漫画のテンポの良さもあり、「突っかかる伊之助」と「躱す炭治郎」という構図が面白いです。
そこに、伊之助だけがストレスを感じている様子が笑えます。
2.噛み合わない
伊之助と炭治郎の掛け合いが面白い理由の一つは、そのお互いの属性にもありそうです。
なんで挑発に乗らねぇんだ
飯取られたのに…
何回かアイツ怒ってたの何だったっけ?
忘れた……
『鬼滅の刃』4巻より
さて、私なりの分類はこんな感じです!
・伊之助 →突っかかる →「短絡ツッパリ」 ・炭治郎 →躱す →「お人好し天然」 |
野生で育った伊之助は考えることが苦手です。イライラする感情はあるのに、深く突き詰めることが出来ません。
(個人的には、大変共感します!)
蜘蛛の鬼家族との戦いでも、
伊之助が炭治郎の行動をあえて踏襲して、「自分にもできる」というアピールを欠かしません。
彼の戦闘スタイルからは遠いであろうアシストも、積極的に行います。
しかし、いずれも炭治郎の琴線には触れない様子。炭治郎から怪我の心配をされて、伊之助は更に腹を立ててしまうのでした。
例外的に、炭治郎は名前を間違えられた際には、しっかりとツッコミを入れていますね!
このように衝突にさえならず、お互いの動機に気づいていない「すれ違い感」が、笑いにおける「裏切り」として働いていますね。
3.ホワホワ
伊之助は炭治郎に突っかかっていきますが、気遣いの言葉を掛けられることについて、実は悪い印象を抱いていませんでした。
むしろ、伊之助本人でさえ嬉しいという感情に気が付いていないのでしょう。
山育ち故に、人間同士の関わる機会が少なかったため、優しさに慣れていないのです。
てめェェ!!
これ以上俺を ホワホワさすんじゃねぇぇ!!
『鬼滅の刃』4巻より
炭治郎の思いやりに対して、心は反応できても、理解が追い付かない様子が微笑ましいです。
戦闘で大きな傷を負ってるにも関わらず、自分は怪我をしていないと言い張る様子も子供らしくて好感を持てますね。
この関係性はまだまだ楽しみたです。是非、続けて欲しい。
仮に、炭治郎の包容力(伊之助を下手として扱う)によるものだとしたら、この笑いのバランスは崩れてしまいます。
炭治郎の目線が、優しいながらも少々ズレているからこそ成立するのだと思います。
いいコンビなので応援したいです!
達観した渋いキャラクターが好みの私ですが、今後は嘴平伊之助推しでいきます!
4.まとめ
・炭治郎「お人好し天然」と伊之助「短絡ツッパリ」の掛け合いが面白い! |