【8日目】劇場版第1作目、名探偵コナン時計じかけの摩天楼の感想!

こんにちは!いわきのブロガー・まだやるよです。
今回もサクサク書き上げたいと思います。
前回の記事はこちら。
【7日目】鬼滅の刃第11巻感想。鬼の過去エピソードが悲しい!
■ 目次 1.事件とドラマの解決は別物 2.散りばめられた伏線 3.ミスリードさえ潜む 4.まとめ 5.最後に紹介しておきたいこと |
1.事件とドラマの解決は別物
金曜ロードショーで『名探偵コナン時計じかけの摩天楼』(1997)を観ました。
古いアニメでしたが、しっかり楽しめました!
例によって、あらすじ解説やネタバレは気にすることなく書き殴ります。
物語の顛末はこんな感じです。
・建築家である犯人が、かつて自分の計画を白紙に戻す原因を作った工藤新一に復讐するために爆弾を仕掛け、 同時に、自分の失敗作を破壊しようとする話。 |
割と中盤で犯人に辿り着きますが、そこから蘭の救出劇が始まるため、映画としてお得感を感じられました。
そもそも、犯人であり得る登場人物は一人しかいないんですけどね。
本作では犯人捜しは要素は抑え目です。
そういう意味では古畑任三郎的な展開と言えるかもしれません。
コナンがいくつもの手がかりから犯人に辿り着きながらも、証拠が見つからない中で、囮の物品として、カツラとサングラスを持ち出し、犯人に墓穴を掘らせる形で逮捕。
しかしその後、最後の時限爆弾が仕掛けてある建物に蘭がおり、爆弾の解除のために蘭の手でコードを切らなければいけない、といった流れです。
余談ですが、フィクション作品でお馴染みの「爆弾のコード」について、こんな記事がありました。
21世紀の現在では、不審物は環境さえ許せば爆発物処理班が出動し、液体窒素を用いて瞬時に凍結させる、高圧放水や鉛玉をぶつけて壊す、アメリカなどでは人を遠ざけた上でショットガンで撃つなどの方法で動作を止めるし、また手製の爆弾も概して構造が単純なため、このようなことはあり得ない。
Wikipedia「時限爆弾」2021/02/06/0:05より
2.散りばめられた伏線
冒頭から事件解決に向けたヒントが隠されてあり、そこはやはり「推理モノ」の意気込みを感じました。
観終わってからの発言でみっともないのですが、我々視聴者もコナンの目線で、「物語中の手がかり」から推理を楽しめる作りになっていて良かったです。
敵側の事情が最後に明らかになるのは、このシリーズの一つの特徴ですね!
・好きな色は「赤」 ・過去の駄作 ・公園前で止まるタイマー ・市長逮捕 ・電車ではなく線路に爆弾 ・タバコでなくパイプ |
一点、コナンもとい工藤新一に異議を申すとすれば、一般人でも自分の誕生日は忘れないのではないでしょうか…!?
「残り3分」という犯人からのメッセージに関して、こじつけになったとしても真っ先に思い浮かびませんか。
高校生探偵として活躍しすぎて、一般人との価値観の乖離が大きくなったのでしょうか。
コナンシリーズを追いかけていないので詳細は分かりませんが、人気作品故のデメリットとして、作中における時間軸の進行が無いことです。
出来ることなら、蘭姉ちゃんに幸せになってもらいたい。
(追記:最新作では新一と蘭は恋人同士となっているようです。)
どれだけの死線を潜ってきたことでしょう。
3.ミスリードさえ潜む
毛利小五郎は相変わらずの空振りで、「それはない」というラインまで推理の方向を外してきます。
作品的には、実は大事なポジションではないでしょうか。
彼のお陰で、視聴者が「あり得そうな推理」を維持することができ、物語の結末として、コナンが「本当の推理」を掻っ攫う構造です。
・ありえない推理 ・あり得そうな推理 ・本当の推理 |
仮に、毛利小五郎が「あり得そうな推理」を披露してしまうと、視聴者が核心部分に気が付いてしまうわけです。
正に、外せない役どころですね。
私の実家には、何故か毛利小五郎が活躍する9巻だけが存在します。
柔道が強い描写が思い出に残っているので、推理力は弱いままでバランスがとれていますね!
4.まとめ
・コナンの面白さが凝縮された名作!事件と物語の解決は別物。 |
5.最後に紹介しておきたいこと
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