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勿来関は和歌によって伝えられた伝説の関!東北の怪物から都を守るために設置!

 
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こんにちは!いわきのブロガー・まだやるよです。

今回は、『磐城七浜ワダツミセブン』の登場人物である「関まもり」のモチーフとなっている「勿来の関」について調べてみました。

ワダツミセブンの2作目の感想はこちらから。

■ 目次

1. 勿来の関とは
2. 所在地不明
3. 関所のイメージ
4. まとめ
5. 最後に紹介しておきたいこと

1. 勿来の関とは

■勿来の関

・和歌の枕詞
・江戸時代の宿場町

勿来の関公園より

「なこそ」は和歌で扱われる枕詞で、現代語に訳すと「来るな」の意味です。平安時代、北方の蝦夷の南下をせき止めるために作られた関とされています。

後述しますが、和歌で扱われる際の条件を当てはめていった結果、現在の場所が該当したことにより、江戸時代初期に「勿来関」と後付けされたようです。

まくら‐ことば【枕▽詞/枕言葉】 の解説
1 昔の歌文、特に和歌に用いられる修辞法の一。一定の語句に冠してこれを修飾し、または語調を整える言葉。普通は5音、まれに3音・4音などのものもある。「あしひきの」「たらちねの」「ひさかたの」など。冠辞。
2 前置きの言葉。
3 寝物語。枕物語。
「二つならべて―ぢゃ」〈西鶴大矢数〉


goo辞書より

「勿来」を扱った和歌はたくさん(平成22年時点で129首)あるようですが、今回は3つご紹介します!

・吹風を なこその関と おもへども 道にもせちる 山桜かな
(源義家)

【訳】花を散らし吹く風は「来るな」という勿来関には来ないと思っていたが、道いっぱいに散る山桜だなあ
・東路は なこその関も あるものを いかでか春の 越えて来つらん
(源師賢)

【訳】春は東からくるというけれど、東路には「来るな」という勿来関があるのに、春はどうやって来るのだろうか
・みるめ刈る 海女の往来の 湊路に 勿来関を われすえなくに
(小野小町)

【訳】海松布刈る海人が往来する湊路に「勿来(来ないで)」なんていう関は据えていないのに、見る目(会う機会)離れているじゃない。(最近会いに来てくれないのね)

ここでは平安時代から昭和にまで読まれた和歌があり、訳の看板が併設されていて助かりました。古文に触れるのなんて高校生以来…。

「勿来関」は、拒絶の言葉の代わりに使える便利な地名でした。また、実際に行ったことが無くても、歌を詠むのは自由だったようです。

2. 所在地不明

勿来関の正確な所在地は現在もわかっていないそうです。しかし、個人的にはそんな背景も含めてロマンを感じてしまいます!仮に、伝説所縁の地だったとしても全然いいじゃないですか。

ただ、考古学的には推定できていないようですが、江戸時代から見当を付けられていて、さらにその後も和歌で登場するのですから、文化的な意味合いは十分にありますよね。

ちなみに、多くの和歌で扱われる際には、

1. 東北の、福島県周辺にある
2. 太平洋のそばにある

という前提で考えられていたようで、「みちのく(東北)」や「あぶくま(阿武隈川)」といった地名と一緒に読まれています。そうした条件に合う、関がありそうな境界を探していくと、今の勿来町が相応しいということなのです。

勿来町という町名は、実は大正年間につけられた新しい名前です。それまで勿来町は菊田郡や窪田村と呼ばれていました。

伝説を交えた話となると、蝦夷の南下を防ぐ話も男心(少年心?)をくすぐります!こちらは幕末、明治の室桜関という人物の漢詩ですが、前半部分にワクワクしてしまいした。

【訳】
昔を考えるに、陸奥の辺境は、朝廷に従わず、怪物が荒れ狂い、妖気さえ発していた。

天詔が下り、源氏からこの人を出した。都から東方に千里のかなたを征するのに、前後十三年かかり、草も木もようやく朝廷に頭をさげて服属し、人々は王の民になった。山も海も見た目も形も変えて、妖気は二度と起きなくなった。

西に帰るその年に、勿来関を通過する。東風(こち)が海を越えて、桜の花を吹き落とし、過ぎてしまいそうな春を引きとめようとする。

あの騒ぎをふと思い出す。大将の銀のくつわや鞍などの馬具も馬を進ませやしない。名将の叱咤の舌は、名歌を吐いた。

風雅があいまっておのずから燦然と輝いた。千年も経つが、古い関跡には、今日も気風を残している。御覧なさい。下々の者までもが、
「吹く風をなこその関と思へども道もせに散る山桜かな」と暗誦しているのです。

つまり私が何を言いたいかと言いますと。観光地として楽しんでいるのだから、エピソードが盛られていても受け入れられる、ということですね!

3. 関所のイメージ

今回、記事を書くにあたって、子供向けの無料配布物が大いに役立っています。わかりやすくて捗ります!遠慮なく抜粋します。

・関とは、大きな道路や重要な土地に、柵や建物を建てて、人々の通行を見張っていた施設。初めは政府の守りの足場の意味合いが強かった。

・鎌倉時代から政府の力が弱まり、勝手に関を作って通行料をとる人が増えた。

・人や物の流れが滞るようになり、関の数を減らす政策がとられた。

・江戸時代になると、鉄砲の持ち込みがないか、江戸から女性が逃げ出さないかを見張る役目に。(各地の殿様の妻子が人質として江戸にいたため)

個人的に「関所」と言われてイメージするのは『サムライマラソン』で描かれている関所(安中藩、現在の群馬県)です。単純に、最近観たばかりだからですが。

内側の人間も許可なく自由に出入りはできず、また、鉄砲相手となるとなす術もなく破られてしまうシーンがありました。関所に配備された人員が、戦闘向きでない描写でした。

どれほどの厳重さだったのかは時代や場所で差があるのかもしれませんね!

『ワダツミセブン』において、関まもりの技は「相手を通さない」というものでした。バリアとしては至ってシンプルですが、「関所」の要素を存分に使い切るなら、

・他のバリア使い【乱立】

・こちら側からも通さない【脱出禁止】

・選択して通過を許す【通行料】

・能力を失う【淘汰】

なんてシーンがあると、ファンとしてはニヤリとしそうです!

4.まとめ

・「勿来関」は実際の所在地は不明で、主に和歌によって伝えられた関所。
・当初は陸奥からの蝦夷に備えた場所。

5.最後に紹介しておきたいこと

・いわき市勿来関文学歴史館:Twitter

・勿来の関公園:ホームページ

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