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信念のぶつかり合いが泣ける。気弱な少女の思い!ワダツミセブン参の浜感想。

 
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こんにちは!いわきのブロガー・まだやるよです。

『磐城七浜ワダツミセブン』の3作目鑑賞しました。今回もその感想です。

前回の記事はこちら。

■ 目次

1. ストーリー
2. 信念のぶつかり合い
3. 周囲に波及する
4.まとめ
5.最後に紹介しておきたいこと

1. ストーリー

3人目のヒーローは美空ひばり、17歳、高校生。寡黙な合唱部員です。口数と内に秘めた情熱は比例しないものです!

起:3人目は高校生

3人目の仲間を探すため深夜の薄磯の海岸を訪れるひかり、音子、まもりの3人。歌の練習をしているひばりを見つけ声を掛けますが、ひばりは驚いてその場から逃げ出してしまいます。同時刻、いわきサンシャインTVの撮影があったことで、ワダツミセブン存在がネット上に配信されます。

後日、再びひばりと会うために制服で変装をして高校へと乗り込む3人。周囲に怪しまれながらも接触することに成功し、放課後、喫茶店にて交渉します。

ひばりは内気な性格であることに加え、生徒会から強引な廃部宣告を受けたショックにより、会話をすることができなくなっていました。そのため、スマホ画面での文字と、合唱部部長・加藤の代弁によってワダツミセブンとやり取りをします。

生徒会長は「芸術は人の心を豊かにしない」という考えの持ち主でした。従って、存在意義の薄い部から順次廃部にするつもりだったのです。

承:合唱部存続の条件

生徒会長から出された合唱部存続の条件は、文化祭で生徒会長を納得させる歌を披露することでした。先日ひばりが1人で海岸で練習していたのもそのためです。

文化祭を成功させた暁にはヒーローになってほしい旨を伝え、一度神様のもとへと報告に帰るワダツミセブン。神様としては、ひばりが合唱部であることと、薄磯のモチーフが「鳴き砂」であることで楽観的な見解を持っていました。

話し合いはひばりをヒーローとして迎えた後の話で盛り上がります。しかし、新しい秘書(いこな姫)を交えて新衣装や、決めポーズ、必殺技の考案をしているその時、以前までの秘書(あわなみ)の登場で、話し合いは大きく荒れます。自分より若い秘書が採用されたことでプライドを傷つけられたあわなみはその場で辞職し、立ち去ってしまうのでした。

一方、合唱部は生徒会長の行動が、文化祭前に合唱部を潰しにかかっている可能性を疑い始めます。震災復興を目的とした慰問活動のための募金活動に水を差されたり、部員への嫌がらせが起こり出したからです。

転:部員が1人になる

度重なる嫌がらせの影響で、部員は次々に退部していきます。合唱部の活動場所も資材置き場として使用するよう仕向けられ、残ったのは加藤部長とひばりの2人だけです。

さらに、外部への根回しもされており、薄磯高校合唱部としての活動も制限されてしまいます。加藤部長は「私たちは誰かのためになることはあっても、誰かに迷惑をかけることはやっていない」という思いで悔しがります。

ついに合唱部はひばり1人になってしまいました。

ある日、ひばりは生徒会長と直接話をするために自宅を探していると、ワダツミセブンが支援に現れます。ひかりの能力で生徒会長の住所を特定、個人情報も入手することができました。生徒会長が鬼と化しているため一緒に付いていこうとしますが、ひばりの意思で、自分一人で直談判に臨むのでした。

そして向かった先は仮設住宅の並ぶ区画でした。会長と少ないながらの会話を交わし、その目で状況を見たひばりにはある決意が芽生えました。

結:被災者だった生徒会長

文化祭当日。結局1人のままこの日を迎えてしまい、ひばりは生徒会長から嘲られてしまいます。曲を自作し、合唱部へ戻ってくれるよう元部員たちに掛け合ったものの、実現には至りませんでした。生徒会長は追い打ちをかけるように、1人しかいないひばりのステージを中止させません。

開始時間になっても始まらない音楽。ひばり1人が立つだけのステージ。観客はざわつき始めます。次第にその野次はエスカレートしていき、「帰れ」コールが止まらなくなります。

しかしその直後、部員の1人が戻ってきてピアノを弾き始めました。これにより、ひばりはたった1人でも歌う勇気が湧いてきました。さらに、その音楽に誘われ徐々に戻ってくる部員たちの姿がありました。

この様子を見かねて、「茶番だ」として会場から立ち去ろうとする生徒会長を、まもりが出口を塞ぎ阻みます。一方、ステージでは腕を引かれながらも、最後に加藤部長が加わり合唱中に全員集合しました。

そして、明らかとなる生徒会長の過去。実は、東日本大震災により親を失い弟と2人で仮設住宅で暮らしていました。アルバイトを掛け持ちしながら生活費を賄っていたのです。生徒会長にとっては歌そのものが偽善であり、一部の層が気持ちよくなっているだけで、さらに傷ついている層を蔑ろにしていると感じていたのです。

ひばりは、「それでも歌うことは止めない」、「最後の1人に届くまで、生徒会長を笑顔にしたくて歌っている」という言葉を伝えたとき、神様の秘書を辞職したはずのあわなみが突然現れます。無言で手から放たれた光によって、ひばりは変身します。

「もう他人事じゃない、私と友達になろう」

震える手で握手を交わし、生徒会長とひばりは無事和解するのでした。

2. 信念のぶつかり合い

3作目が一番好き。物語を盛り上げるのに魅力的な敵役の存在は欠かせません!

今回の鬼である生徒会長が、1作目のストーカー、2作目の卑魅子と違う点は、「信念に基づいた行動をしている」ということです。

いわきを舞台にする上で「東日本大震災」というキーワードは、程度の差こそあれ触れないわけにはいかないのではないでしょうか。震災によって、さらには世間からの復興を応援する声によって、二重に心に傷を負った生徒会長は、シリーズの核心部分で扱われたとしても遜色ないキャラクターです。

合唱部への嫌がらせも、私怨と言いながらも筋は通っています。「絆」や「がんばれ」という上辺だけの言葉は聞きたくない。市から下りた文化祭の支援金をも突き返して「こんな学生の遊び事に金を出す市も市だ」という発言もありました。

彼女にとっては全て「他にやるべきことがある」という信念のもとに行動した結果だったのです!

対して、ひばりは生徒会長の事情を知ってしまった故に、生徒会長こそを笑顔にしたくて歌い続けます。ヒーローの素質高いです。歌にはその力があることをわかっているんですね。

終盤では、話すことができなくなっていたひばりが生徒会長へ熱弁します。これまでずっと威圧的だった生徒会長の反論にも怯みません。やはり、思いと思いのぶつかり合いはシンプルではあるけれども観客を釘付けにしますね!

ということで、個人的にはワダツミセブンのシリーズでは今作が一押しです。

■劇中歌『黄色いリボン』

作詞:羽賀慎一郎
作曲:服部孝徳
編曲:服部孝徳 雛未ぜろ




春色花開く世界 空見上げて歌うヒバリ
眩しい光が落とした陰に ずっと気付けぬまま

足下に散る 踏み潰した花のひら
全部拾って また芽吹くように 咲けるように
願い込めて 歌う

空に一人歌うメロディー
今あなたに届けハーモニー

土砂降りの雨の中で この声が枯れるまで
いつか新しい芽 芽吹いたら 結う絆

黄色いリボン 紡ごう未来
強く美しく割けるように




鏡越しに見た世界 あなたの頬伝う光
底のない海に溺れる前に この手に掴まって

『頑張れ』だなんて 言葉は陳腐だから
今真っ直ぐに 心込めて 祈り込めて
願い込めて 歌う

空に一人歌うメロディー
今あなたに届けハーモニー

凍った心溶かすまで 歌い続ける
いつか 手と手ぎゅっと握ったら 結う絆

黄色いリボン きつく蝶結び
強く固くずっと 離れないように




空に一人歌うメロディー
今あなたに届けハーモニー

凍った心溶かすまで 歌い続ける
いつか 手と手ぎゅっと握ったら 結う絆

黄色いリボン きつく蝶結び
強く固くずっと 離れないように

同じ歩幅でともに歩きたい

また、元秘書あわなみも良い味を出していました。

実は、神様がいこな姫を呼び寄せたのは、あわなみの負担を小さくする目的がありました。ヒーローが1人増えたことで、残業が続いていた背景があったのです。

秘書を辞めたにも係わらず、ワダツミセブンを陰ながら支える姿が描かれます。アングルの関係ですが、顔を見せない様子も粋。このとき、前作冒頭では神様も使えなかった技「瞬時に変身させる」を披露します。

改めて、こういう「裏で努力をできる人」がいるから世の中回っているんだなと感じた次第です。

3. 周囲に波及する

ひばりは思いを伝えたい相手がいるので、漠然と歌っているわけではありませんでした。作品的にも大きな見せ場ではあるのですが、逆説的にいうと、音楽・芸術には「漠然としていても届くメッセージ」という面があると思っています。

受け手に委ねる部分とも言い換えられますね。

敵キャラクターとして絶賛しましたが、生徒会長の「恩着せがましい誇らしげな良い人面がむかつく」という発言も、冷静に考えれば自意識過剰と受け取れなくもありません。

これはもしや、鬼化の条件を一つ紐解いたのでは…!

「視野が狭くなる」、「自己中心的になる」ことが一つの要素ですね。

実は、ヒーロー作品であるが故に、鬼には特殊能力が無いことに物足りなさを感じていました。身体能力が向上する様子もないし、待ちに待っている「ビーム」を放つ様子もありません。

しかし、今作では生徒会長の心の闇によって、文化祭に来ていた観客が鬼となり団結する描写があります。

・周囲に波及して、鬼を増やす能力。

こういう設定もあるんじゃないでしょうか。先の展開を読みながら追いかけるのは面白いです。

仮にそうだとすると、ゾンビものの要素も含んでいますよね。シリーズクライマックスには「鬼の巣窟・いわき市」という方向もあったりして。

これは、エキストラチャンスもまだまだありそうで楽しみです!

4.まとめ

・敵にも信念があると盛り上がる。ぶつかって深まる絆もある。

5.最後に紹介しておきたいこと

木皿桂奈さん(美浜ひばり役):TwitterFacebook

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